中国人の彼女との付き合い(9)彼女の両親を和食料理店へ招待

北京の日本料理店で

2006年12月、彼女の両親が実家(山東省栄成市)から北京に出てくることになり、私は北京のとある和食料理店に招待した。

娘のために

彼女の両親は娘の決断が正しいのかどうか、あるいは不安で直接私に会って話がしたかったに違いない。

そうでなければ普段、仕事で忙しい父親までもが北京に出てくるはずがない。母親はすでに退職しているので、ちょくちょく北京には娘の顔を見に来ていたのだが、私の記憶する限り父親は私と彼女が出会ってから北京に来たことはないはずである。

両親は私の仕事の内容、収入、またこれからどのように家族を養っていくつもりなのか、などなど、主に経済的な面を重点的に聞いてきた。

古今東西を問わず、やはり親としては子の幸せを願っているのだし、こういう質問は当然だと思う。
ある日本人の友人からは「やっぱり中国人は金でしかも超現実的だねー」なんて言われたりもしたが、私はできるだけ両親の話を聞いて彼女の希望を聞いた上で、自分の今後のことを考えることにした。

家をどうするのか?

やはり話の結末には「家(マンション)をどのように買うのか」という話が出てきた。

正直言って私の懐にはそれを購入するに足るものはない。留学期間で貯金のほとんどを使い果たしていたし、北京では働き始めたばかりということで、先立つものは皆無だった。

そういう厳しい現状を両親に伝えると、「いやー、どうしたものか、、、」と途方に暮れてしまった。

日本ならば「まずはアパートで家を借りて、お金を貯めてからマイホームを買おう」となるのが普通だが、彼女の両親の感覚からしたら、そのような悠長なことは言ってられないようだ。

「家は結婚前に必ず必要」なのである。

全ての中国人は結婚前に家を買うのか?

あらゆる中国人男性が結婚前に家を買うわけではない。
人によっては「家なんて準備しなくてもいい。お互い愛し合っていればそれでいい」などという考えの人々も少なくはないようだ。(中国人友人談)

私の友人にも日本人(男)と中国人(女)のカップルがいるが、彼は彼女の親からは家(マンション)の購入の催促はなかったそうである。

両親との会食を終え

両親との話し合いは家をいつ買えるのかという究極的命題の答えが出ることなく、平行線のままだった。

帰り道。私が彼女と楽しげにウィンドウショッピングをしている姿に母親がえらく嬉しそうだった。家の購入という不安はあるものの私たちの関係が良好だということに安心した様子だった。

私は家に戻り一人、これからどうしようかと考えをめぐらしていた。

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